Lumière de printemps

関西在住。スキな演目がほぼ東京で 財政破綻寸前です。

2020 . 1 . 7S クリエ初日 ❁ シャボン玉とんだ 宇宙までとんだ

新年 明けまして おめでとう ございます。

ミュージカルオタクにとって 深刻な問題と なっている、

2020問題(要するに 演目がやばい)

とうとう その年に なってしまいましたね。

そんな 2020年 観劇初めは こちらでした。

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クリエは 大変な チケット難だそうで、

そんな中 ありがたいことに

初日を 拝見させて頂きました。

この初日の ちょうど1年前が 上演発表で、

私は 腰が抜けました。なぜなら。

ファンクラブ入ってる 2人が 主演だったから!!!

1回フリーズして状況把握してから

とりあえず、絶叫でした。

そして それぞれの FCから

出演メールが 届いてたっていう. . .

 

この演目、恥ずかしながら 存じておりませんで、

とりあえず 名作という 情報ばかりで。

結論:この作品は 永遠に 愛され続けるべき作品。

 

2幕に 号泣する 演目が多い中、

シャボン玉は 1幕から ギャン泣きでした。

もう 泣きすぎて あまり 記憶にないのと、

芳雄さんと ゆうみちゃんの共演に

完全に キャパオーバーしてるので、

今回は この お2人について 

じっくり レポしたいと思います。

おそらく ネタバレ祭りに なる模様。

ネタバレ 気になる方は 回れ右 推奨です。

 

 

 

芳雄さんの 悠介。ゆうあんちゃんです。

めっちゃ 猫背(笑)

なのに ゆうみちゃんとの 身長差が凄い。

そして アル 出来るんじゃないか っていうくらいの パーマ。

 

遊園地のシーンの お衣装が

チェックのジャケットに チェックのパンツ。

既視感 覚えたら あれだ!

世界一受けたい授業の時の 北村さんの 衣装だ!

あれも なかなか ダサかった。スタイリストさんの センス. . .

 

見た目に反して、結構 踊ります。ギャップが凄い。

やっぱり 芳雄さんのパッセが めちゃくちゃ 好きです。

 

ゲネの時の 会見で

「25歳に見えるように!」って 言ってらしたけど

普通に 25歳に見えました(オペラで覗かなければ)

 

悠介を色で表すなら、ピュアホワイト。

もっと 人を疑うことを 知って欲しいくらい。

弱気で どこか 頼りないけれど、

心の中には 一本 芯が しっかりあって

'' 作曲家になる '' という夢を 決して諦めなかった 青年。

その強さは お佳代の 閉ざし切った心を 開かせて

彼女を守る為に 明らかに 負けそうな相手に 立ち向かえる程。

今の時代、あんなに 素直な人いる?

私 見たことないわ. . .

 

見かけは 草食だけど、

1人の男性としての 欲みたいなものは 隠せないんだよね。

ロールキャベツ系とは また違う気が するけど。

「お佳代のこと、好きになっちゃっいそう」突然。

「目 瞑って。いいから早く!」キスする気満々なの バレバレ。

「何もしないよ。. . . . . お佳代 愛してる!(バックハグ)」

だ!か!ら!!!!!!(笑)

 

人は誰でも '' 愛する人の 全てを知りたい ''

そう 願うけれど、

時として 超えてはならない 一線を超えてしまうことも。

でも 悠介は 絶対に そこを超えない。

むしろ 無理やり 越えようと 

苦しむ お佳代を止める 優しさ。

「言いたくないんだろ?だったら、言わなくていい」

って言える 優男!モテますよ!!!!(笑)

お佳代には そんな風に 優しく 接してくれる人が

22年の 人生で 誰一人 居なかったから、

悠介の その優しさに 惹かれていったんだろうなあ、と。

 

特筆すべきは 1幕ラスト。

小野が ケンタウルスに来た時。

めっっっっっっっっちゃ 弱腰逃げ腰なの(笑)

小野に気付いた お佳代の異変に 咄嗟に 気付いて、

でも 腰が引けて 動けないのが 

なんとも悠介らしい。

けれど、たまらず お佳代が 止めに入って

2人の間柄に 気付いた瞬間の 目が。

一気に 憎しみに 変わったんだよね。鳥肌。

心から 愛せる人に 出会った、

でも 彼女は 処女ではなかった。

幼い頃に 犯されたから。

本当は お佳代が 処女であって欲しかったに 違いないし、

その方が 幸せに 傷なく 暮らせていたと

彼女の口から 

その思いを聞かずとも 分かるからこそ、

その幸せを奪った 小野を 許せなかったんだろう。

その憎しみが 原動力となり、

あんなに 腰が引けていた 悠介が

お佳代を 救いに行けたのだ。

 

からの パワーワード

「僕は 彼女の夫になる男です」

いつか 言われたいセリフ No.2になりました。

( No.1は 「僕を信じろ」)

今までの悠介なら 殴られた あの時点でノックアウト。

でも お佳代への 果てしない愛が 

彼を 奮い立たせた。

彼女は 渡さない、自分の命よりも 大切な人を 守りたい。

あんなに ひ弱だった 悠介が 

めちゃくちゃ カッコよくて、

私と結婚してください(もれなく お佳代に殴られます)

 

今まで ふとした瞬間に 浮かんだメロディーを

スコアに 書き込んでいた 25年。

でも お佳代と 出会ってから、

彼女が メロディーとなった。

佳代の笑顔、怒っているとき、一生懸命なところ、

全てが 悠介の宝物で 決して 手放せないもの。

だからこそ、やっと待ち望んだ 夢を掴み

メジャーが待つ 名声を得るよりも、

どんなに マイナーが続いているか分からない

佳代のために 生きる人生を 選んだ。

音楽より、佳代の方が よっぽど失えない 宝物。

 

ニューヨークで 事件のことを知った悠介。

「ショックでした。なんて事 してくれたんだって 思った」

これは 確かに 本音だったと 思う。

自分の夢を 1番近くで 応援してくれていた。

なのに 夢に 手が届いた その瞬間に 

妨害されたような ものだったから。

でも 後に 続いたのは

「けれど その後に そう思った 自分が情けなくなりました」と。

彼女の 今までのことを 思い出して、皆に告げた。

悠介だから、知っている事を。

他の 誰も知らない、お佳代が 悠介だけに 告げた事を。

そして、全てを 知った上で

彼女を守りたいと 強く 思ってくれた。

 

愛故に 彼は10年、待つ覚悟が 出来ていて

ひとときも 彼女を忘れることなく 愛し続けた。

時には その長過ぎる時間に 苦しんだろうけど、

でも 弱気になっても、

あのケンタウルスの 時のように

彼女への愛が 生きる原動力と なったんだろうと。

そして 10年、一気に老けるのよ!

役者ですわ 井上芳雄. . . 凄い(語彙力)

 

 

ゆうみちゃんの お佳代。

あの 可愛い 澄んだ声から出る 関西弁の破壊力(笑)

さすが 宝塚に 9年近く 住んでいただけに、

アクセントも ほぼ 大丈夫でした。

 

お佳代を 色で表すなら チャコールグレーで。

でも 悠介と 触れ合う時間が 増えれば増えるほど

グレーの濃さも 薄まって、

最後は 2人 同じ色に なれていた気がします。

 

真逆の2人。

人を まるで 信じていないような お佳代。

彼女は 一見 芯が しっかりあるように 見えて、

本当は 強がっているだけで とても弱い。

だから、悠介の優しさに、強さに 

惹かれていった気がします。

 

悠介に出逢うまで忘れてしまっていた 密かな夢、

確かに 平凡な、

普通の夢のように 聞こえるけど 結構 難しいよね。

私も 同じ夢を抱いてるけど このザマ。

(私のゆうあんちゃんはどこにいますか〜〜〜〜!!!)

でもその夢を 初めて人に告げた時、

彼と 生きている世界が 違うことを 実感した瞬間で。

だから、一度 彼を拒絶した。

でも 悠介は そんなお佳代を 必死に引き止めた。

ごめん 必死すぎて 客席で笑った。

そんな風に 接してくれた、初めての人。

惚れないわけ ないわよね. . .

 

お引越しをして お佳代の夢に 一歩近づいた。

旦那さんとの 新婚生活。

両者のオタクとして、

作中 一番悶えたのは ここ。いちゃいちゃが過ぎる。

ぎこちな過ぎる 壁ドン なにあれ(笑)

♪佳代っ ♪ゆうあんちゃんっ ♪佳代っ ♪ゆうあんちゃんっ . . . . . .

翌日から 仕事中 離れなくて ほんと困った. . . 

本当に 幸せそうな お佳代。

その 屈託のない 笑顔に泣けた。良かったね. . . 

悠介が 椅子の 背もたれの方を 前にして 座った時、

私の頭に クエスチョンマーク

からの 椅子を馬にして

お佳代を 追いかけ始めたら

私の脳、爆発。キャパオーバー。

そして もれなく 大爆笑でした。

私は 何を見さされてるのだろう. . .(笑)

 

愛しているからこそ、秘密を 抱え込んでしまう。

愛故に 失いたくないから、

その秘密を 必死に隠そうとする。

後々の お佳代の事件は、

この気持ちが あまりにも大きすぎた。

お佳代が 全てを 打ち明けたなら、

悠介も 彼女の重荷を 全て解放してあげられる、

本当の お佳代としていられたのに。

けれども 実際、悠介は 事件の後

佳代が スリだと知っても手放さなかった。


悠介が そうだったように、

お佳代にとっても 悠介は 光のような 存在で。

ゆうあんちゃんは 生きる原動力 だったからこそ、

獄中結婚の 知らせは 彼女の夢が また叶う、

幸せの 絶頂だった。

航空機墜落の 速報が流れたのちの

悠介が 来る直前の 呼名に応じる、

幸せいっぱいの 

お佳代の「はい!」が 切な過ぎる。

そこへ 知らされた、悠介の 消息不明。

自分ヘ プロポーズする為に 飛行機に乗らなければ、

まず 自分が こんなことを しなければ、

光は 影へと 姿を変えずに 済んだのに。

どれだけ 自分を 憎んだだろう。

絶望に満ち溢れた 咲妃みゆ、

恐ろしい子. . .(大絶賛)

 

今まで ずっと1人で 生きてきた、

その日々と 変わらぬ日々を

独房で 過ごしている だけなのに

昔の 彼女なら おそらく 耐えられた 日々。

今の お佳代にとっては 

地獄以上のものだったに 違いない。

自分が 悠介の命を 奪ってしまったも 同じだったから。

でも、光が 再び差した。

あの瞬間の ゆうみちゃんの 表情変化に

涙が 止まらなかったです。

 

10年後の 約束の 遊園地。

お佳代は 過ぎた10年を 悔やんだ。

どんなに願っても 過去は取り戻せない、変えられない。

それを 嫌という程 感じた10年だったからこそ、

もう一度 愛してやまない

ゆうあんちゃんを避けた。

本心とは 全く 逆の行動。

でも あの公園の時と 同じように、

悠介は お佳代を 引き止めた。

「もう、終わったんだよ」「迷い道は もう沢山だ」

客席の私、大 号 泣。

本当に あの ひ弱な祐介と 同一人物ですか. . .

 

 

カテコ、舞台上の 感無量感が 

客席にまで ひしひし伝わってきて

それにまた 号泣でした。

芳雄さんが '' シャボン玉やりたい ''  と言い続けてくれた。

その言葉が なければ 

この時を 迎えることは なかったかもしれない。

そう思うと 芳雄さんへの 感謝でいっぱいで。

感謝の涙で 溢れていた その時、

当のご本人の口から出た言葉は

「俺もCATS 出たい!!」

私の涙を返せ(笑)

グランアーツと 四季からの

OKが出ない限り 無理でしょう。頑張って。


 

チケットをおくれ. . . .

とりあえず チケットをおくれ. . .

贔屓が2人もいるのに

あと2回しか観れないのは 無理です. . .